〈 信仰生活のあかし 〉
< 信仰生活のあかし >
神様に守られて
森本国則

 今年教会創立60周年を迎え、改めて教会の歴史を考えさせられます。敗戦に混沌とした日本のこの松阪に遠いノルウェーから伝道に来日されたキブレ先生ご夫妻のご苦労を思います時、ご夫妻は主を信じ聖霊様の導きのままに歩まれたのだとの思いを致します。また、ご夫妻の背後にあって捧げてくださった多数の方々の祈りを改めて深く感謝を致します。以後この教会にかかわってくださった先生方、いろいろな形で教会につながってくださった方々、私達は今日ある背後にあるものを忘れてはならないと思います。教会の過去の集合写真を拝見致しますと、実に大勢の方々の姿があります。敗戦で苦しい中、またこれまで権力により天皇を神としなければ生きられなかった事から解放され、自分の意思で物事を考えられる喜びの中、貧しさを補ってくれるものを教会に求められたのかとの思いがいたします。どうしようもない貧しい時代が年月と共に経済復興が見え始め、私達が考えられなかった経済大国になった現在社会は、真実な神様を忘れ富にたよる事を第一にする社会になり、神様とは自分の都合のよい神様を求めるようになってきたのではないかと思います。

 60周年に思います事は、最近集合写真がありません。若い人が定着いたしません。高齢化の問題があります。私達は今、時代の流れの中、冷暖房が完備し自動ドアのついた聖堂で礼拝をさせていただいております。豊かな生活の中で教会として大切なものが失われているのではないか、この60周年は過去に感謝をし、反省をし、改めてメタノイヤ(悔い改める・神様に帰る・かえりみられない人に視点をおく)する時ではないかと考えます。神様が与えてくださって本当に大勢の方々に支えられてきた教会、私達は神様に守られ、神様の栄光を表す教会と希望を持つ60周年となりますことをお祈りいたします。


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