〈 信仰生活のあかし 〉
< 信仰生活のあかし >
御手に導かれ
T.M兄

 今から60年前、1951年と言うと、第二次世界大戦が終わって6年、まだまだ日本の国は、毎日食べる食料を求めて食糧増産を第一とする時代で、私も新制中学校を卒業すると、すぐ鍬を手に取り、父の後について、お米や麦、サツマ芋作りに汗を流しておりました。

 そして、この年、1951年12月16日深夜11時30分、松阪で大火災が発生し愛宕町全体が火の海となり、この日キブレ先生御夫妻は、この地、松阪ルーテル教会に着任された最初の日であったとかで、早速、消火のため先生御自身も手伝いに行かれたと聞きました。
 今年2011年3月11日、東日本で起こった大震災と大津波の事とが重なって当時の日本の姿を思い出しました。

 60年前と言いますと。当時私は17歳、今でこそ教会に通わせてもらっておりますが、当時はイエス様の御救いを全然知らない佛教途の家庭に育った私でしたが、まさか洗礼を受け、教会に通うようになろうとは思ってもみないことでした。その後、妻に出会い、私が30歳、妻が21歳の時1965年、この松阪ルーテル教会で結婚式を挙げていただき、その時は、教会の皆さんには、大変お世話になり感謝しています。

 今でこそ、教会的な結婚式をするのは、当り前のような時代ですが、当時、特に田舎の村では教会で結婚式をすることは本当に珍しいことで話題となりました。
 しかし結婚式に出席してくれた叔父が、式が終わって良い結婚式だったと言ってくれたことを今も懐かしく思い出しています。お陰で私達も結婚して今年で46年の歳月を迎え、その間3人の子どもが与えられ、そしてそれぞれの子ども達も独立し家庭を持ち、今平凡ですが、平和な日々を過ごさせていただいている事を何より感謝しております。人間の弱さと欠けをいっぱい持っているこの私を、今日まで支え導いてくださった神のお赦しとお守りがあったからこそと、今本当に心から感謝しております。


《 バックナンバー 》
Copyright (C) 2004 Matsusaka Lutheran Church, All Rights Reserved.