〈 信仰生活のあかし 〉
< 信仰生活のあかし >
「星野さんの詩画に真実を学ぶ」
小林佳子
☆ 幸せという花があるとすれば その花の蕾のようなものだろうか。
  辛いという字がある もう少しで幸せそうになれそうな字である
☆ わたしは傷を持っている。でも その傷のところからあなたの
  やさしさがしみてくる

 この詩は、ベッドに横向きに寝て口に筆をくわえて絵と文字を描かれた星野富弘さんの詩です。あなたは、星野さんのどの詩がお好きですか。「結婚指輪はいらないと言った・・・・・・・・・」と昌子夫人の詩が好きとか、お母さんの「神様がたった一度だけこの腕を動かして下さるとしたら母の肩をたたかせてもらおう・・・・・・・・・ぺんぺん草の実を見ていたら・・・・・・・・・」の詩、とお答えが聞かれます。

 教会では 昨年(2012年)の1月から月1回第2土曜日に「星野さんの詩画と聖書を味わう会」を開いています。そこでは、それぞれ感じた事を話し合い、その後に聖書の箇所を開き、輪読し、聖書の内容について話し合ったりしています。また、星野さんの世界を楽しんで下さっています牧師が疑問点に答えて下さり、その後、その日の「聖書の語りかけ」をお話くださり、15時前には終了となります。そこから20分位お茶の時を持ち、語りつくせなかった事や、牧師への質問が出たりして終了します。

 10月の第2土曜日は12日です。この日は星野さんの「種蒔きもせず」の78ページの「そこになくても・・・・・・・・・」絵はリンドウの花で、

☆ そこになくても見えるもの 失うほど増えるもの 歌わなくても
  聞こえる歌 私がいちばん大切にしたいもの」

の詩と、聖書は、有名な山上の垂訓と言われています、

「心の貧しい人々は、幸いである。悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる。」

に始まるマタイによる福音書5章です。なぜ心の貧しい人々は幸いなのか、悲しむ人々は幸いなのか、きっと話し合いは賑やかになる事でしょう。

 イエス・キリストは、活動を始められる時、

「悔い改めよ、天の国は近づいた」

と言われ、ガリラヤ中を回って諸会堂で教え、御国の福音を述べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされたと、聖書の中のマタイによる福音書4章に書かれています。

 今NHKの日曜の20時から「八重の桜」が放映されています。蛤御門の戦い、徳川慶喜の大政奉還、江戸城の無血開城、それに先立つ勝海舟と西郷隆盛の話し合いの場面、そして会津攻めなどの幕末の動乱が描かれていました。その一方で、ドラマの中には登場しませんが、同じ幕末の動乱を生きた人物に坂本龍馬がいます。彼は、イエス・キリストの説いた教えに大きく影響されていたとされ、「敵であっても、神の目から見れば、神の愛される大切な人である、人の命は全て尊い」との真理に気づき、大きな壁や抵抗勢力にも説き聞かせました。明治時代となり、キリスト教の禁制も解かれました。明治初期に多くの偉業を成し遂げられた人々の中には聖書の言葉があり、その人たちの原動力となり、鎖国による文明の遅れを回復した事は、史実として多く記されている事は周知の通りです。

 最近は特に、明日食べる物もない、昔の貧しさは考えられない程豊かになりながら、混迷の時代とか、人間不信の時代とか言われ、病人は増え、特に心の病に罹る人が増えています。何故でしょう。私達、体は筋トレとかストレッチとか鍛えます、しかしそれと同じように、心のトレーニングはなおざりにしていないでしょうか。星野さんの詩画と聖書を味わう会を 心のトレーニングの場の一つとお出かけください。一同お待ちしております。


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