〈 信仰生活のあかし 〉
< 信仰生活のあかし >
「病で知る神の恵み」
門山信男
 わたしは4月20日に肺癌の手術を受けました。初期の癌だったので左肺下葉切除を行いましたが、幸い他への転移はなく、体力と肺機能が回復すれば元通りの生活ができるようになるとの診断でした。本当に感謝です。

 今回の手術に至る経緯を考えると、すべてのことを神様が導いてくださったとしか考えられません。

 わたしは、昨年まで大きな病気もしたことなく、山岳団体のメンバーとして山登りをしていましたので、自分は健康には自信がありました。しかし、少しずつ体力に変化が出ていたようです。昨年3月に大和八木駅で気を失い、頭部打撲で救急車のお世話になりました。しかしCT検査の結果も異常なく、夏には北アルプスや南アルプスの登山も例年通り行っていました。8月末、地元の里山(堀坂山757m)を登っている途中で胸に痛みを覚え下山しました。その日は土曜日の午後で病院は休みだったので、月曜日にかかりつけの医院でレントゲンを撮ってもらうと「肺気胸」と診断され、そのまま総合病院へ入院し手術を受けました。「肺気胸」は肺に空気の袋(ブラ)ができていて、それが破れて肺に空気が溜まり肺を圧迫する病気で、若くて痩せた人(イケメン?)がなりやすい病気だといわれています。私のような年齢(60代後半)では少ないようです。

 肺気胸の経過観察をするためCT検査を3月末に受けた時、肺気胸部分は問題なかったのですが、左肺下葉に小さな腫瘍が発見されました。その日の午後、気管支鏡で腫瘍の一部を採取し生体検査をしていただきました。翌日、主治医の先生から「やはり癌でした。明日から精密検査をしましょう。」との電話を受けて、他からの転移もしくは他への転移が無いかを検査を開始しました。その結果、癌は肺のみで「ステージⅠa」との診断で、手術で切除することなったわけです。

 肺癌はすい臓癌、肝臓癌などとともに、自覚症状が現れにくく、自覚症状が出た時には他へ転移していることが多く、手術が出来ない場合が多いようです。一般的には肺癌が「ステージⅠa」で発見されるのは、偶然が重なったとしか考えられないようです。

 わたしの場合、肺気胸になったのが高山のアルプスの縦走中でなく、地元の里山であったこと、手術を受けた時期が9月であったこと(この時のCTでは腫瘍は出ていない)、肺気胸の手術のあとの経過検査はしないところも多く胸部レントゲンのみという病院もある中で、6か月後にCTによる検査をしてもらったこと、またごく小さな腫瘍を見つけていただいた主治医の先生の確かな判断など、信仰がなければ偶然が重なった、運が良かったと考えてしまうでしょう。

 しかし、神様は早期発見できるようにすべてを準備していただいていいたのだと思います。体力に自信過剰になっていたわたしに警鐘を鳴らし、「まだ、お前はやるべきことがある。」とおっしゃっておられるようです。

 癌と診断された時も、手術を受ける時も、不思議と不安はなく、早期に発見していただいたという感謝の気持ちでいっぱいでした。神様が共にいてくださったからでしょう。

 三ケ嶋先生がお見舞いに来ていただいたとき、イザヤ書43章1節~5節のみ言葉を読んでくださいました。

 「恐れるな、わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大河の中を通っても、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。・・・・・わたしの目にあなたは価高く、貴く、わたしはあなたを愛し、あなたの身代わりとして人を与え、国々をあなたの魂の代わりとする。恐れるな、わたしはあなたと共にいる。」
             (旧約聖書・イザヤ書43節1~5節)


 執刀していいただいた主治医の先生、看護師さん、病院の職員さん、心配しつつ看病してくれた家族、いつも祈りに覚えていただいた牧師先生、兄弟姉妹に心から感謝を申し上げます。

 主イエスキリストの十字架の贖いにより、罪深いわたしが救われた喜び。今も共にいてくださる主、悩めるときも癒しと平安を与えてくださっている主に感謝!


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