〈 信仰生活のあかし 〉
< 信仰生活のあかし >
創世記を学んで
奥川 敏子

  教会で木曜日に創世記を学んでいます。現在、49章で2年越しの学びになりました。若い時、聖書を読み始めた時に、天地が創られた様子や人が創られた様子を読んで感動しましたが、その時は父なる神様や子なるイエス様のことを知らない時でした。信仰生活も長くなり、父なる神様や救い主なるイエス様のことがよくわかる今学ぶと、聖書は最高の書物、そして私の信じる神様は何と素晴らしい方かとの喜びがあふれました。
 続いてアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフの生涯を通して神様の偉大さ、すべての御はからい、人々が与えられた道をどのように生きたのか、先人たちの証しを学びました。忠実に正しく歩んだだけでなく、人の弱さ、罪を犯したことも語られていました。
 その中で、ヨセフの生涯を学びながら、神様は私にも不思議と思えることを行って下さったことを思いだしました。
 父ヤコブがヨセフのことを特別可愛がるので、兄たちはヨセフを嫉妬し父ヤコブにはヨセフは野獣に食われたと言ってエジプトに売ってしまいました。神様のお守りがあってヨセフはエジプトで用いられる人になり、エジプトを支配するほどの人になりました。その後、カナンにも飢饉があって兄弟たちはエジプトに食料を買いに行き、ヨセフに出会いました。飢饉は何年も続き、父ヤコブとイスラエル全部族はエジプトに住まうようになりました。
 創世記45章にヨセフが兄達に自分の身を明かすところがあります。
「私はあなた達がエジプトへ売ったヨセフです。しかし、ここへ売ったことを悔やんだり責めたりする必要はありません。命を救うために神様があなた方より先に私をお遣わしになったのです。」と兄達に言うところがありますが、神様は先を見越して働いておられたのです。
 今から私のことですが、35年前、私の娘は病気になって、私たち夫婦は悲しい、苦しい、辛い日々を過ごしていました。神様は何故助けて下さらないのか、また一番聞いてほしい祈りが聞かれないと嘆きながら祈っていました。そんな中で立ち上がる力、立ち上がって行く方向を示し導かれて、同じように苦しむ家族のために、行政の支援も受けて家族会を立ち上げ、当事者も自分たちの集まる所が必要ということで作業所を作りました。何年かたって法人格が必要となり動き始めました。
 まず、一千万円の基本財産が必要でしたが、貧しい家族会にそのお金はありませんでした。寄付を頂いたりもしましたが、以前から私達は特別な仕事を一つしていました。カタログ通信販売で町内会でカタログを回覧して、ハガキで申し込む。三重県中のハガキがわたしの家へ送られてきて、それをまとめて九州の本部へ送る。返品もまとめて送る仕事です。長い間にこの収入の積立金がありました。神様はこの時のために必要を見越して用意してくださったと、とても嬉しかったです。
 今まで、家族会のことで皆で力を合わせて、いろいろなことを行ってきましたが、私達にこの一連のことができたことを不思議に思っています。知識も力も何もない私達でした。でもその時々に必要な人を与えられ、お金を用意させて下さり導いて下さいました。
 3年前にはグループホームを建設して、親が亡くなっても住まう場所があると喜んでいます。神様のお導き、お守りに感謝するばかりです。

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