〈聖書からのお話し〉
 
「共にいてくださる主イエス様」

牧師 栗 﨑 学
 
  「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」
         (新約聖書・ローマの信徒への手紙12:15)


 あなたが喜ぶ時、共に喜んでくれる人がいますか?あなたが悲しみの内に涙を流す時、共に涙を流してくれる人がいますか?

 私達が生きているこの世界では、喜びの時もあれば、悲しみの時もあります。喜びだけの人生はなく、逆に悲しみだけの人生もありません。喜びの時、私達の心はウキウキし、その喜びを誰かに伝えたくなります。その喜びを誰かに伝えた時に、共に喜んでくれると、喜びを分かち合うことになります。喜びはさらに大きくなるように感じられます。逆に悲しみの時には、私達は孤独を感じます。誰かにこの気持ちを理解してほしいと思います。そして誰かが自分の気持ちを理解してくれると、悲しみを分かち合うことになります。この場合は悲しみが少し小さくなるように感じます。

 不思議だと思いませんか?人は人とのつながりの中で互いに分かち合う時に、大きな助けを得ることができます。ですから人は人とのつながりを求めます。しかし人は完全ではありません。実際には喜びを分かち合いたいのに、共に喜んでもらえない。悲しみを分かち合いたいのに、誰も理解してくれない。そのような現実があり、私達は大きな孤独を感じるのです。

 しかしぜひ覚えていてください。あなたは一人ではありません。主イエス様は、あなたと共にいてくださる神様です。あなたは孤独ではありません。イエス様は「あなたといつも共にいる」と約束してくださっています。あなたが喜ぶ時には、共に喜んでくださいます。あなたが泣く時には、共に涙を流してくださる、そのようにいつも寄り添ってくださる神なのです。私達はこの方により大きな慰めと励ましをいただくことができます。
だからこそ私達も隣人に対して、そのようにできる者でありたいと願います。あなたは人が喜ぶ時に共に喜べますか?人が泣いている時に、共に泣くことができますか?人の気持ちに寄り添うことのできる人はとても素敵です。イエス様があなたに寄り添ってくださっているように、私達も人の気持ちに寄り添って歩んでまいりましょう。



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