〈聖書からのお話し〉
 
「神がわたしたちの味方」

牧師 屼ノ下照光 
 
 もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。‥‥わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配する者も、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。     (ローマの信徒への手紙 8章31節、38〜39節)


 パウロは、「神さまがわたしたちの味方である」と語っています。このホームページでは、ローマ8章31節、38~39節だけを紹介していますが、31~39節を、ぜひ読んでみてください。ここでパウロは、その独り子イエス・キリストを、私たちに与えてくださったほどに愛してくださった神さまは、御子の十字架と復活によって、私たちの罪を赦し、私たちを神さまの前に義なる者としてくださったのであり、御子は今も私たちのために執り成し、支えてくださっているのだと語っています。パウロは、神に背を向け、神に敵対し、罪でしかない私たちに代わって、十字架を負ってくださった主イエス・キリストのうちに、私たちの想像をはるかに超えた神さまの大きな愛を見たのです。そして、彼は、この“神の愛”から、何ものも私たちを引き離すことはできないのだと勝利の宣言をしているのです。「神がわたしたちの味方である」ということは、何とありがたいことでしょうか。私は、今年3月で66歳になりました。18歳の時に洗礼の恵みをいただき、22歳の時から今日まで教会の中で働いてきました。多くの失敗をしたり、恥ずかしいこともたくさんありましたが、神さまは確かに、私の味方として、赦し、支え、その愛で包みこんで、豊かな祝福をもって導いてくださいました。ほんとうに、ありがたいことであり、大きな喜びです。
 私は、召天者の記念の祈りの時には、よく、このローマ8章31~39節を読ませていただきます。パウロは、「死も、‥‥わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできない」と語っています。パウロは、またコリントの信徒への手紙二15章26節で、「最後の敵として、死が滅ぼされます」と語っています。イエス・キリストは、ご自身の十字架と復活によって、私たちに怖れを抱かせる罪と死に勝利してくださいました。主イエス・キリストの十字架とその死からの復活によって、私たちに対する深い愛を示してくださった神さまが、“確かな味方”なのです。どんなことがあっても、私たちは見捨てられることがありません。また、この世を去るときにも、決して見捨てられません。召された方々と、今、さまざまな苦労をしながら歩んでいる私たちの共通の味方、それが、私たちを深く愛してくださっている神さまなのです。
 さまざまな苦しみや悲しみを経験しながら、私たちは日々歩んでいます。しかし、そのような私たちに、“神”という強い味方が、いつも一緒にいてくださいます。なんと心強いことでしょう。主なる神様に賛美と感謝を捧げます。


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